おばあちゃんの味*イモの塩煮

7月第3週のチラシで紹介した「イモの塩煮」レシピを写真付きでご紹介いたします!
道南名産のじゃがいも「メークイン」を一番美味しく食べられる郷土料理です。
塩を入れるタイミングと量にコツがあります。

**********【材料】

じゃがいもメークイン  中サイズ10個
塩          大さじ1~1.5
水          適量
トッピング:      バター、イカの塩から、その他お好みで
※いもが20個の場合は塩を大さじ2杯に増やすなど、重量に比例させて塩を増量してください。

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7月16日の朝市で農家さんが出店していたじゃがいもを購入~!1.5kg入りだそうですが結構ボリュームありました。
小ぶりサイズですが凹凸が少なくて、つるんしていてとってもきれい。皮が剥きやすそうです!!
小さいので今回は15個使用しました!重量は1kgくらいです。

**********【作り方】

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①新ジャガで皮が柔らかいので、ピーラーでうす~くむきました。むいたそばから水を張ったボールに入れていきます。
むき終わったらアクの出た水を捨ててイモの表面を洗ってきれいにして鍋に入れます。

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② ①の鍋にヒタヒタになるよう水を加えてフタをして強火にかけます。煮立ったらフタを少しずらして吹きこぼれないよう強めの中火にしてぐつぐつ茹でます。

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③沸騰して10分くらい経過したらイモにハシを刺してみて、まだ中央に堅さが残っている頃合いを見計らって塩を入れ、イモにすーっとハシが通るようになるまで煮ます。

今回は塩を入れたのは沸騰から20分後、完成はさらに7分後くらいでした。イモの大きさや鍋によって変わりますので、注意してみててください。

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④イモが落ちないようずらしたフタで支えながら鍋のお湯を静かに捨てます。
鍋にイモを入れたまま弱火に掛け、鍋を振らずに水気をゆっくり飛ばします。

表面の粉がはじいてきたら完成!鍋ごとテーブルに出して豪快にいただきましょう。

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北海道産・純バターをたっぷりのせて食べて下さい。

また、「イカの塩から」をトッピングするのが道南流。「え~!?」と言わず、まずは食べてみてください^^;

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塩加減は薄めだとイモの甘さが引き立たないので、しっかり目がオススメです。
今回は大さじ1.5で作ってみましたが、この分量はあくまでも目安で、鍋の大きさ・形状にもよりますので実際に作ってみてベストの加減を探ってみてください。
メークインを手に入れたら是非一度おためしあれ~!!


足付き♪イカ飯のレシピ

7月第1週のチラシで紹介した「プロの味・漁師の母さんのイカ飯」レシピを写真付きでご紹介いたします!

教えていただいたのは若山水産の若山久美子さんです。お店で加工販売しているレシピと全く同じ内容だそうです。

**********【材料】

・イカ   2.5kg
・うるち米  1/2合
・もち米     3合
煮汁:
・しょうゆ 320cc
・酒   100cc
・砂糖  400g(うち、50gくらいをザラメにするとコクが出て美味しい)
・水     1500cc

※うるち米ともち米を洗い1時間程度水に浸し、ザルに上げておく。しっかり浸さないとイカが破ける原因になります。

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若山水産さんから小さいハネモノのバラサイズを一箱を購入しました。60~70杯入って2500円!!
今回使用したイカはラップ中サイズと同じくらいの長さを選んで使いました。

**********【作り方】

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①イカのワタ・足・軟骨を胴体から外し、足とワタを切り離す。目とクチバシを取る。
目と目の間にヨコにすっと包丁を入れると目がきれいにとれます。クチバシは足をめくって下から取ります。

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②イカの胴体に1/3の高さまで米を詰めます。米を入れたら米を下に寄せて量をチェックします。
沢山入れすぎると破けてしまうので要注意!

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※足付きイカ飯を作る時は、取り分けた足を胴に差し込み、写真のようにタテに楊枝を刺して固定します。足を持ち上げて取れなければOK!

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③鍋に水1500Lを入れて沸騰させ、②を並べて入れる。
さらに沸騰したら水加減をヒタヒタより少ない量に調整します。
※写真のように水からイカの頭がかなり出た状態に。調味料を入れると煮汁の量が増えるので、かなり少なめです。水が多いと薄味になってしまいます!

調味料をそれぞれ1~2割残して加える。

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④強火で沸騰させ、残りの調味料で味を調節しながら落とし蓋をして中火でコトコト20分煮る。
※こちらの写真だけ都合により半量になっています。全量はもっと多いです。

火が強いとイカが崩れるので注意しますが、落とし蓋の内側に充分煮汁が回るよう火加減と調節してください。

中の米が炊けたら出来上がり。

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ツヤツヤで柔らかいイカ飯が完成しました^^

足も無駄にならず、柔らかくなっていてうれしいです。見た目も可愛い!

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煮汁ごとジップパックに小分けして冷凍しておくと湯煎で解凍して美味しく食べられます。

教えていただいた若山さんによると、沢山の量で作った方が美味しくなるとのことです。2.5kgは多すぎる場合、半量で試してみてください!水の量にはくれぐれも注意です。


赤皿貝の酒蒸し

今回は朝市参加店の林水産で販売している、「知内産赤皿貝」を酒蒸しにしてみました!
赤皿貝は東北~道南に生息しますが、地域内で消費されることが多く、産地以外ではなかなか手に入らないようです。
林水産さんは知内の知人漁師さんから直接入荷しているとのことで、生け簀に入った活きの良い素材が手に入ります!

【材料】

・赤皿貝  1kg
・酒    50cc程度(お好みで)
・しょう油 適量

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1kgでこのくらいです。大きさが分かるよう、しょうゆのボトルを置いてみました。
ホタテより小ぶりで、春に出回るホタテ稚貝より大きく、殻に厚みがありしっかりしています。

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表面の凹凸が深いので、1枚ずつブラシでこすって汚れを洗い流しました。

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鍋に入れてお酒を振って加熱します。貝が重ならないフライパンバージョンも試してみました。
(結果:貝が重なっても問題なかったので、鍋で良いようです。)
どちらも蓋をして、強火で加熱。

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2~3分ですぐ口が空きました!
貝の身はこんな感じです。確かにホタテそっくり!

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アツアツのうちにお皿に取ってしょう油をひと垂らし。
酒蒸しはホタテ稚貝でも良く調理しますが、赤皿貝の方が身が大きく食べ応えあります。
ホタテだと酒蒸しには大きすぎるのでグリルや網で焼く場合が多いですが、家族世帯の場合は人数分焼くのがちょっと大変ですね。
赤皿貝なら大鍋で一気に調理できるので簡単です。
また、薫製にも向いているとのことです。

ぜひ一度御賞味ください!!

 


干し宗八カレイの素揚げ

6月4日の朝市から販売している干し宗八カレイを、一枚100円で買ってきました。
その時に漁業者さんに教えていただいたオススメの食べ方、素揚げにしてみました!

買ってきたカレイに小麦粉をさっとまぶし、180度くらいの揚げ油でカラッと揚げるだけ。

皮がパリパリして身のはがれも良く、とっても食べてやすかったです。

小骨やヒレも、多少気を付けながらですがバリバリと食べられました。

カルシウム不足の子供さんにも是非食べて欲しい一品です( ´ ▽ ` )ノ

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今回使用した「干し宗八カレイ」は買ったままの状態でラップに包んで冷凍保存も可能です。
沢山買って備蓄しておくと便利ですよ❗️


煮つぶレシピ*写真付き

6月第1週のチラシで紹介した「板さん直伝・旨味が活きる煮ツブ」の作り方ですが、
実は記事を書いたワタクシ本人も作ったことがなかったので、
本当にちゃんと美味しくできるか検証してみました!…チラシ配布した後に(笑)

**********【材料】

・ツブ  1kg
煮汁:
・水  600ml
・醤油 大4(60ml)
・酒  大4(60ml)
・みりん大2(30ml)
・昆布(あれば)10cm
※お好みでしょうが1かけを刻んで入れると臭みが取れる
※水の量に対して醤油1/10、みりん1/20程度が目安

**********【作り方】

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6月4日開催の朝市で買ってきましたよ!
小・中が売り切れていたので、1kg950円の大サイズ。確かに大きい!

①まずボールに入れ、水でよく洗います。凹凸があるので、ブラシ状のもので汚れを摺り落としました。
この段階で、アクはあまり出てきませんでした。
臭みが気になる方は、一度湯通ししてから改めて煮汁で煮ると良いみたいです。

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②鍋に移して、分量どおりの調味料と水、しょうがを加えます。

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③レシピに書き忘れましたが、アルミ箔で落としブタをします。
始め強火で煮立たせます。白い泡がたくさん浮いてきましたので、お玉ですくって取りました。
次第に、煮汁に粘りけが出てきて吹きこぼれそうになりますので、火加減を中火~弱火にして調節。

煮たって15分で火を止めて煮汁に浸けたまま冷まします。

**********【唾液腺(アブラ)の取り方】

ツブ貝には中毒症状を起こす「唾液腺」(江差ではアブラと呼んでいます)があります。
1~2個程度でしたら食べても症状が出るということは特にありませんが、
沢山食べる場合は取り除かなければ酒酔いに似た中毒症状が起こります。
食べながら取ってもよいですが、
お客様にお出しする場合や、子供さんが食べる場合はあらかじめ取り除いておく方がベストです。

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竹串で身を貝から外します。この時、後ろの方の巻いてある柔らかい内臓部分がちぎれないよう慎重に。
(内臓部分も美味しく食べられますが、苦手で食べない方も多いです。)

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ちょうど竹串の先で刺してある黄色く透けている部分がアブラです。

左右対称に2箇所あり、身のヒラヒラに隠れているので、箸や手でめくります。

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薄皮にすっと切れ目を入れて、小さいフォークや竹串などで押し出すように取ります。

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取り除いたら、また元通り貝の中に戻しておきます。

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いかがでしたでしょうか。簡単ですよね!…え、味ですか?
とっても美味しくできましたよ~!
塩加減もちょうど良く、冷蔵庫で寝かせた翌日も味が染み込んでしっとりして、子供たちにも大好評でした。

江差ではただ今ツブシーズン真っ盛りですので、ぜひ沢山食べて江差の味覚を満喫してください^^


3月12日(土)春の営業開始!

今日より歴まちの冬~春のロングランイベント「江差北前のひな語り」が始まりました!休業中のチャミセにも風除室にガラスケースに入ったお内裏様とおひな様が飾られ、協賛のスポットイベントもいくつか企画しました。イベントの詳細は別記事にてご紹介しております。

さて、今春の営業再開予定をお知らせいたします。

○3月12日(土)11時~

北海道新幹線開業が目前に迫ってきましたので、早めにオープンしたいと思います。

定休日・営業時間は当面今までと同じで、月・火曜日定休、11時~16時営業 の予定ですが、観光シーズンに入りましたら定休日を週1回にできるようがんばりたいと思います。

江差はこれから冬本番。寒い日が続きますが、雪化粧された街並みにおひな様の緋色が映えてとてもきれいな歴まちに変身しましたので、是非遊びにきてください。


津軽こぎん刺し体験・かたこもち教室

2月1日より歴まちのひな祭りイベント「江差北前のひな語り」が始まります!
チャミセでは下記の協賛イベントを企画しております。

◆かたこもち作り教室 ※受付中

江差の農業女性グループ「えさし水土里の会」の方々に、江差の郷土菓子である「かたこもち」(べこ餅の道南版で木型で作ります)のレシピを伝授していただきます。

昨年は苺味のかたこもち作りでしたが、今回は要望の多かった定番の黒砂糖を使用した「かたこもち」を作ります。初めての方はもちろん、粉や黒砂糖の配合や練り方、蒸かし方などにギモンをお持ちの方がいらっしゃいましたら是非ご参加いただき、色々質問して美味しい作り方をマスターして下さいね!

大人だけ、親子での参加、どちらもOKです!熱いお湯を使うので小さいお子さんは注意が必要です。

日時:2月27日土曜日 13:00~15:00
場所:皐月蔵チャミセ
参加費:300円(材料代)
募集定員:10名程度

お申込先は下記チャミセ事務局へ。
電話:090-7656-5473(事務局中島)
メール:omichi@esashi.sakura.ne.jp
また、チャミセのFBメッセージでも受付いたします。

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◆「津軽こぎん刺し体験サロン」 ※定員のため受付を終了しました

講師に青森県五所川原市で「三つ豆」の名前で制作活動をされている工藤夕子さんをお招きして、江差ではあまり知られていない「こぎん刺し」のご紹介と、馬の轡という昔魔除けで用いられた模様作りを実際に体験するフレーム作り教室を行います。

場所はチャミセではなく、制作にじっくり取りかかれる特別なお部屋を用意いたしました。1月にセルフビルドで完成した「江差塗工房ゲストルーム」です!
拭き漆塗りと左官で仕上げた壁が味わい深い、まさに大人の隠れ家!!

日時:2月23日火曜日 13:00~16:00
場所:江差塗工房2階ゲストルーム
参加費:1500円(材料キット代、おやつ代が含まれます)
募集定員:8名

こぎん刺しチラシ

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雪で部屋に閉じこもりがちなこの季節、新しい手仕事に取り組んで気持ちをリフレッシュしてみませんか?


冬季休業のお知らせについて

日頃より「活蔵カフェ」皐月蔵チャミセをご愛顧いただきありがとうございます。

今年も江差は本格的な冬シーズンの到来となりました。

当店の土蔵は築150年近くになる古い建物で、気温の低い日が続くと土蔵の土壁が冷えて暖房してもなかなか室温が上がらない性質があります。

暖かい部屋でゆっくりおくつろぎいただくことが困難な状況になりますので、11月28日(土)をもちまして冬季休業とさせていただきます。

年が明けて、歴まちのおひな様イベント「北前のひな語り」の開催中に営業再開したいと考えております。

来年平成28年3月26日には北海道新幹線開業が予定されており、江差町は道内の新幹線駅「木古内駅」「新函館北斗駅」よりバス・レンタカー等に乗り継いで約1時間の距離にございます。

営業再開日が決まりましたらこちらのページでご案内させていただきますので、皆様のご来町・ご来店をお待ちしております。

No,1チャミセ


津軽海峡ヒバサミットin檜山「檜翌檜 絆航海」開催!

9月26日(土)、27日(日)に津軽海峡ヒバサミットin檜山「檜翌檜 絆航海」を開催します。

北海道新幹線開業を目前に、津軽海峡圏を”ヒバ”で繋ぎます。

ヒバをテーマとしたフォーラムや山歩きのほか、伝統グルメ交流会では下北半島、津軽半島でカフェや食の伝承に携わる方々が江差に来て腕を振るってくださいます。

皐月蔵は、26日18:00~「津軽海峡圏伝統グルメ交流」と、9月26日~10月11日に開催する「津軽海峡ヒバ展」の会場となっております。

ヒバに興味がある方、津軽・下北の方々と交流したい方、ぜひご参加ください!

ヒバサミットチラシ表
ヒバサミットチラシ裏


ビアガーデン「縁側カフェライブ」開催!

チャミセ前の広場でビアガーデン&ライブを開催します!

「縁側カフェライブ」
平成27年8月6日(木)
17:30~(ビアガーデン)19:00頃~(ライブ)

ライブはウクライナ出身のカテリーナさんによる民族楽器バンドゥーラの弾き語りです。
カテリーナさんは昨年10月のトオリニワコンサートにもご出演いただいており、きれいな歌声で来場者の方々よりご好評をいただきました。
入場無料で、ビールやおつまみ等の飲食は別途実費が必要になります。
お祭り前、屋外生ビールが美味しい季節です!短い夏を堪能しに、ぜひご来場下さいませ!!

皐月蔵チャミセさんの写真