皐月蔵とは

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皐月蔵について

江差町姥神町の「旧日石土蔵」は、江差町歴まち商店街協同組合の元組合員が代表を務める(合)高橋管財より、平成二十三年に江差町が譲り受けた歴史的建造物です。土蔵群4棟とそれらをつなぐ通路から成り、古い柱に彫り込まれた文字から推測すると江戸時代末期の建造と思われます。土蔵が群れを構成する建築形態は江差町の特徴的な建て方でありますが、このような土蔵群は町内でも残り少なくなり、建造年代を含め歴史的価値の非常に高い資源であると認識できます。
私たちは土蔵群の中の比較的状態の良い小規模の1棟ついて、江差町と檜山振興局のご支援を受けながらカフェとして改修整備を行い、土蔵群全体の活用を町民みんなで模索し実行につなげるための「活蔵交流拠点・チャミセ皐月蔵(さつきぐら)」を平成26年7月にオープンいたしました。

建物案内

皐月蔵土蔵群全体図
皐月蔵平面図s

運営組織について

江差いにしえ資源研究会

私たちは「温故知新」をキーワードに歴史文化を活かしながら新たな地域素材や地場産品を組み合わせて発掘・開発・PRする地域資源活用に向けた活動を行うにあたり、江差町の歴まち地区でまちづくり活動をおこなっている「歴まち商店街協同組合」のメンバーが中心となり、職人グループや農林漁業者、歴史文芸関係者、公共団体に連携を呼び掛け、平成25年に立ち上げた組織です。
主な活動内容は、歴史ある土蔵群を活動拠点として整備して交流の場を作り、さらにその場を活用した取り組みを行っており、「食」を通じた町内外の交流・人材育成やメニュー開発、「職人文化」を継承・発展させるための職人交流・人材育成・商品PR、歴史的建物の活用波及に向けた情報発信などを展開しています。

ⅰ)当団体設立の経緯
江差町内の土蔵等歴史的建造物への興味と理解を持った人材及び新規事業主となり得る職人を育成し、歴まち地区に点在する未利用の土蔵での新規開業を目的として、未使用の土蔵群を職人交流施設「土蔵カフェ」「職人蔵」として位置付け、木工・工芸職人や料理・菓子職人等を数週間単位の期間で誘致し、飲食提供や実演展示による地域住民との交流、調理法や技法の勉強会による地域の職人育成及び、地域資源の魅力向上を行う活動をしています。 合わせて、土蔵等の建物の活用をスムーズに行えるよう、未利用の歴史的建物を紹介する窓口組織としての役割を持ちたいと考えています。
また、組織及び施設運営に関して先進地組織の手法を学び、町内団体組織との連携強化及び担い手の育成を行いながら安定的かつ持続可能な組織づくりを目指しています。

ⅱ)事業実績
平成25年度
トヨタ財団の助成を受けるにあたり、組織を結成。トヨタ財団助成金及びJR江差線対策費補助、国土交通省補助を活用しながら下記事業を実施。

・組織運営や土蔵活用に関する勉強会の開催。
・土蔵群活用整備計画の作成、土蔵カフェ運営計画の作成
・職人交流ワークショップの実施

平成26年度
助成金を活用して土蔵カフェを改装整備。当カフェを利用して下記の事業を実施。
・土蔵カフェでの活蔵交流のための直営カフェを運営。(7月~11月の予定・週5日オープン)
・土蔵カフェで町外シェフ交流によるランチや料理講習会(7月、9月、3月)の実施
・土蔵カフェで町内女性農業グループによる郷土食講習会(2月)の実施
・地場材活用の職人交流ワークショップ(6月、8月、10月、11月)の開催。
・町外グループとの交流ランチ会の実施。
・活蔵カフェ販促事業(フライヤー作成、蔵案内等)
・ふきんこ汁普及プロジェクト(国土交通省半島間チャレンジプロジェクト)